一月ぶりのご無沙汰、さぞお元気のことでありましょう。
7月半ばのことだが、ほんのわずかに金利がツンと上がった。で、あれよあれよと1日で408円もの急落。
しかしファイブエル読者諸君だけは、株価の下落など屁でもなかったと確信している。
なぜなら、加治の「投資不滅の法則」で、そのことは、すでに伝授済みであり、諸君はいささかも慌てずに、あらかじめ安全圏に退避していただろうことは容易に推察されるからである。
「金利が上がれば、株価は下がる」
この法則は身体で覚えるように、と口を酸っぱくして説いていたのを覚えているだろうか? なに忘れた?
まあいいや。しかし、ドルもなかなかしぶとい。
4、5年前から日本中の有名アナリストたちはドル安になるぞ! それも1ドル80円に近づくぞ! と自信を込めて断言した。だが、最近は完全な逆目。むしろ一一七円くらいに上がっている。
この円安は、突然起こったイスラエルとヒズボラの戦闘が大いに関係し、「有事のドル買い」という、これまた「投資不滅の法則」どおりの展開なのだが、では、これでいったいぜんたい加治のドル外貨定期預金はどう動いたのか?
遺憾ながら金利のほかに為替差益が出て、ダブルでニコニコなのである。
どのくらい儲かっているかって?
各方面にいろいろと差し障りがあるので、詳しくは言えないが、仮にドル定期預金が100万ドルあったとしよう。
すると年5パーセントの金利保証だから、5万ドルの利益はそのまま。プラス円安のブレがだいたい5パーセントだから為替で5万ドルのおまけがつくということになって、計約10万ドルの利益。10万ドルというのは今日のレートで、ざっくりと1170万円。
お前だけが! と怒られそうだが、すみません、とんとん拍子だ。
なぜいい方向に転がるのか? とよく訊かれる。その質問には独り占めは許さない、自分もあやからせろという思いが込められているのだが、「運」としか、いいようがないのである。先が読めるというより、張った方にサイコロの目が出る感じだ。
加治はこれまで投資は「神の領分」で、東大を出ようが、ハーバード大でMBA(経営管理学修士)を取ろうが、予測はぜったい不可能だと言ってきた。
実際、30年以上、投資というものを見つめてきた結果、ますますその思いを強くしている。それは周りの風景だ。10年、20年前には専門家、神様と崇められていた投資家たちは、いったいどこにいってしまったのか? 死屍累々【ししるいるい】なのである。
投資と「宇宙の法則」
――海外不動産投資(8)
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