だから理論ではない。「神の領分」なのだ。つまり加治がこうして儲けさせてもらっているということは、口はばったいようだが、神に祝福されているということではなかろうか。
どこかに投資して、あとは放っておく。
で、好きなことをしながら遊んでいるうちに、いつの間にか資産が増えている。これが加治が思い描く投資だ。
しかし、多くの人はその真逆に落ち込んでゆく。
必死になって勉強し、狙いを定めて投資する。それからというものは、毎日毎日上がったの下がったのと神経をすり減らし、挙句の果ては大損こく。
すなわち骨折り損のくたびれ儲け、という寝てた方がよかったパターンに陥るのですな。
なぜそうなるのか?
いくつかの原因がある。投資の勉強をする。ここまではいい。
だからほれ、次がいけない。投資対象や銘柄まで専門家のアドバイスにすがってしまうことだ。
よく証券会社や不動産屋に駆け込み、窓口でなにがお勧めですか?と訊く人がいる。そうすることが勉強で、安全かつ正しいセオリーだと勘違いしているのである。
しかしその人間は、単に飛び込んだ会社のセールス・トークを拝聴しているに過ぎない。すなわち自己満足だ。また投資に失敗しても、専門家が言ったのに……と、他人のせいにできるという、つまらない安心感もある。
しかしそんなものはあなた、投資とは言わない。
投資の基本的な勉強は、街のあちこちで投資講座が開かれているから習得は簡単だ。
しかし投資の勉強など、3パーセントくらいしか、あなたに貢献しない。後の97パーセントはしつこく言うが、人知の及ばざる「神の領域」なのだ。
だったら"神に頼ればいい"のに、多くの人は、専門家と称する"人間に頼ってしまう"。ここに大きな誤謬があり、最大のポイントだ。
神というと、即アレルギーを起こす人がいる。おしなべてインテリとは、神を認めないことだと思い込んでいるふしがあるが、そんなのは日本人だけだ。
投資と「宇宙の法則」
――海外不動産投資(8)
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