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創刊一周年にあたって

 グリム童話にこんなのがある。やや、うろ覚えなのだが、記憶を辿ると概ねこんな話だったように思う。
 神様はすべての生き物に30年の寿命を与えていたのだが、欲張りな人間はもっと生きたくて、ロバから18年、犬から12年、猿から10年を取り上げて70歳まで生きることにした。
 だから本来の寿命である最初の30年は健康・幸福に生きることができるのだが、次の18年(31歳~48歳)はロバのように重労働に耐える人生が待っている。(なるほど、そうだよなあ。家庭を犠牲にしてでも頑張っておかないと将来がないよな。今振り返ってみても、自分自身この時期が一番働いた気がする)。
 さらに次の12年(49歳~60歳)は犬のように、ぶつぶつ不平を言ったり、唸(うな)ったり。(自分では結構頑張ったように思うけど、他から見たら、そういう風に見えたかもしれないな。時々は尻尾(しっぽ)も振っていた気もするんだけど……)。
 そして、最後の10年(61歳~70歳)は猿。好き勝手に生きればいいのだとか。もっとも、今では男性が78歳、女性が86歳と平均寿命が延びているから、他にもう一つ、何かの動物から寿命を取り上げたのかもしれない。ナマケモノか何か……。
 それにしても、良く出来た寓話ではある。「○○のためにある人生」から、「私のためにある○○という人生」に倒置すればいいだけである。猿のように好き勝手に生きよう!(もっとも、本当のところ猿が好き勝手に生きているか否かは分らないのだが)。

5l世代へ 木村政雄の発言!

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