「海洋葬」という言葉は大海原を連想させる。世界の海の水平線の果てに自分が最後に旅するというイメージは、おかしな話だが、少し心躍るものがあった。それは今回ご紹介する「海洋葬」が日本郵船という、海洋ビジネス一筋の会社の信用のせいなのかもしれない。日本郵船では、海洋葬をビジネスというより企業の社会貢献の一つとして考え、仏壇のはせがわと提携し、この5年間で72件を執り行ってきた。お骨は本物の外洋を航行する大型船の船長によって大海原に運ばれ、できる限り希望水域で散骨供養される。「海洋葬」を希望する遺族には、太平洋戦争で夫や家族を失った方々も多い。戦後60年以上経った現在もなお、人の気持の在りようを教えられる話である。人にはその人なりの歴史がある。その歴史の最終章をどう締めくくるのか、「海洋葬」という言葉は、そんな選択のロマンも含んでいる。
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散骨は正式礼装で厳かに執り行われる。 |

航路1、3は日本郵船だが、2の通称バリハイ航路は協和海運とのパートナーシップで執り行われる。航路2は、太平洋戦争で大切な人を亡くした方々の希望が特に多い。
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散骨の証明書が供養時の写真とともに発行される。 |
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