でも、自分はキリスト教なんか知らないから、無理だと尻込みする人がいる。でも大丈夫。キリストを無条件で信じるだけでいいのだ。
嘘だろうって?
では聞くが、おたくは携帯電話のメカニズムを知っているだろうか? 知らないはずだ。ろくすっぽ知らないのに、なんの疑いもなく携帯電話の数字を押す。するとあら不思議、通じるではないか。
キリストは知らなくてもいい。信じるだけだ。しかし、その場合でも、パスワードが必要だ。
右手と左手。右手のパスワードは「感謝」、左手は「悦び」だ。二つの手を合わせてはじめて認証され、ロックが解除されるのである。
静かなところに座り、眼をつぶって気持ちを整える。ここまでは瞑想や座禅となんら変わらない。
「感謝」と「悦び」を沸き立たせる。これでスタンバイOK。
最初の祈りは、「宇宙のエネルギー」で自分を一杯に満たして欲しいと願うことからはじめる。
「宇宙のエネルギー」というのは、キリスト教でいう聖霊だ。
聖霊とはなにか? 知っていても、損にはならないのでちょこっと話す。
動物は、物質と魂でできている。どちらか一つがなくても生きられない。
人間も同じだ。しかし、キリスト教的な考えでは、人間はもうひとつ加わる。聖霊というやつだ。
聖霊は、人間を人間たらしめるものだという。たとえば、動物は空腹になれば食べる。そこに盗んではいけないという考えはない。ところが人間には分別があり、他人様のものを勝手に食べてはいけないという思いはだれにでもあって、これは聖霊のおかげだということになっている。この辺の解釈は宗派によって異なるが、ではこの聖霊はどこから来るのか、という疑問が湧く。
大真面目に言うが、神の国から降りてくるのだ。聖霊のことを、加治は「宇宙のエネルギー」と呼んでいるのだが、はっきり言ってこいつはすごい。
ある時期、加治は「借金相談」カウンセリングを、かなりこなしたことがある。
来るのは、自殺寸前の人ばかりだ。
「宇宙のエネルギー」の取り込み方
――海外不動産投資(9)
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