木村― 先ほども、昔から顔なじみの選手が、いまはコーチですけど(高橋慶彦コーチ)、挨拶してくれて、とてもうれしかったんです。 日本の会社では最近、ベテランをどう扱っていいか、ちょっととまどっているところがある。会社に限らず、どんな組織でもベテランの力を生かしていくことはむずかしいと思いますが、組織を率いる監督として、ベテランを起用するときには、どういうことを心がけてやってらっしゃいますか。
バレンタイン― 私は、逆にベテランたちを起用するほうが楽だと思うんです。ベテランこそいろんな経験を積んでいますし、なにが正しいことか、なにが間違っているかを十分わかっている。彼らに対しては、いろんなことがわかっている人たちだということで敬意払って接することが大切だと思います。
と同時に、それだけの経験があるのだから、もっと多くを期待してもよいとも思っていますけどね。
木村― こういうボスだったら、部下としては、ほんとに働きやすいと思いますね。
バレンタイン― それはどうかはわかりませんが、ベテランたちはともかく一生懸命仕事をしてくれます。私は彼らを支援してます――「あなたたちの味方だよ」と。そういう私の気持は理解してもらっているつもりです。
それと同時に、高いレベルのものを要求しているということも、きっと彼らは理解してくれていると思っています。
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