木村― 監督が、勝つというのはひとつのプロセスであって、目指すのは、「千葉ロッテマリーンズ」を一流の組織にすることだ、とおっしゃっているのを拝見したことがあります。そういう志をもった監督というのは、あまりいないと思うんです。
バレンタイン― 野球をやっているのですから、グラウンド上でやる野球を変えていかなければならないことはもちろんですが、それだけでなく、さっきも言いましたが、組織ということを忘れないようにしたいですし、よい雰囲気をつくる、よいカルチャーを培っていくことを大切にしたいと思ってます。
若い選手たちが年齢を重ねていったときに、この「千葉ロッテマリーンズ」の一員であったことに誇りを持てるようであってほしいし、そういう組織ができあがればすばらしいと思います。
木村― 監督は55歳でいらっしゃるんですけど、日本の50代というのは、企業では、どちらかというと、ご用済みみたいなところがあるんです。先行きあまり希望が持てなくて、ともすれば暗くなりがちなんですが、まだまだ先は長いんです。そういった人たちにエールと言いますか、監督のように「どうすればこんなにチャーミングに、いつまでもがんばることができるか」という秘訣をぜひとも教えていただきたい。
バレンタイン― まずなによりも身体が元気でなければいけませんから、できるだけ運動すしてほしいと思います。そして正しい食事をとって、たくさん眠っていただければ、本当に身体が元気になると思います。
身体がリフレッシュされれば、当然頭の中もスッキリして、毎日毎日楽しい時間を過ごそうという気になってきます。
55年間生きてこられたということだけで、素晴らしいんじゃないかと思うことです。ここまでやってきたんだから、これからもっともっと楽しいこともあるだろうというふうに前向きに考えていただきたいですね。
木村― とってもいいお話でした。今日の新聞の見出しのように、ぜひ「日本一に」なってほしいと思います。
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