ペナントレース大詰めの9月下旬、リーグ優勝、日本一に挑みつづける千葉ロッテマリーンズ
この日もファンが詰めかけ、一塁側は早くもチケット完売!
試合前から、ハリケーン・台風被災地へのチャリティーや金田正一元ロッテ監督とのポスター撮影など超多忙なバレンタイン監督
ようやく試合開始前のベンチでインタビューははじまった――
ボビー・バレンタイン
楽しくチャレンジ
(ROBERT JOHN VALENTINE)1950年5月13日、アメリカ・コネチカット州生まれ、55歳。身長178センチ、体重84キロ、右投げ右打ち。現役時代はドジャース、エンゼルス、パドレス、メッツ、マリナーズで内野手として活躍。95年、千葉ロッテマリーンズの監督に就任し、前年5位から2位に導いたが、退団。ニューヨーク・メッツの監督を経て、2004年同球団監督に復帰。なによりもファンを大切にする姿勢は、プロ野球のありかたを再認識させてくれた。
フレンドリーなチームでありたい
木村― 先ほど練習中のグラウンドをマウンテンバイクで走り回っていましたけど、監督はそういうのが絵になるというか、とってもチャーミングなんですけども、その魅力はどこからくるんでしょう。ご自身ではどう思われますか?
バレンタイン― うーん、チャーミングかなあ(笑)。とにかく人が好きなんです。秘訣といえば、野球をやりながら、選手たちからエネルギーをもらっていることかもしれませんね。
木村― いまずっとベンチから練習を見せてもらっていたんですけど、選手同士や選手とコーチが楽しげに練習していましたし、それにベンチには選手の家族たちがやってきて、写真を撮ったり、サインをもらったりと、とってもアット・ホームなすばらしい雰囲気なんですね。もちろん今回お世話になった広報や通訳といったスタッフの方たちも含めて、「千葉ロッテマリーンズ」というチームはとってもフレンドリーで、いいチームだと思うんです。それは監督のチームづくりのポリシーでもあるんですか? 監督がチームをつくるときに、いちばん心がけられていることはなんでしょう?
バレンタイン― まずなによりも、ファンのみなさんに対してフレンドリーなチームでありたいと思っています。
そして、組織のなかにいる人たちにまず求めたいのは、お互いによい人であろうと心がけること、そして自分の仕事を楽しむこと、それをチームのカルチャーにしていくことです。そうして、みんなが仕事を楽しくやれるような環境をつくろうと思いました。
そうしたことが、うまく浸透してきているんじゃないかな。
木村― 監督は全員野球ということをおっしゃっていて、毎試合、メンバーだけでなく、打順まで変えられますね。それは日本のプロ野球ではかなり大胆なやり方だと思いますけれど、そうしたことも、いまうかがった監督のポリシー、互いにフレンドリーであるということと関係しているんですね。
バレンタイン― チームというのは集団ですから、人々が集まってはじめて価値を持つんです。秀でた個人がただそこに一緒にいるだけ、気持がバラバラということではいけないと思います。ですから、全員が一緒になって、勝利したときも、また負けてくやしいときも、お互いがその気持を分かち合ってやっていこうという考えでやっています。
![[ファイブエル] 団塊世代のエンターテイメント誌 Entertainment Premium Magazine](/img/header_title_in.gif)

![[ファイブエル]バックナンバー](/img/side_backnumber.gif)