「3ヵ月で、目に見える結果を出す。改革は方法論さえ間違えなければ、そんなに難しいことではないんです」
「おかげさまで、社長に就任して2年目の今年3月期で、マイナスが5800万円になったんです。そして、9月の中間決算で過去最高益、黒字に転換することができる見込み。そういう意味では、血を止める改革はほぼ終わった。ですから、ボクのミッションは完了したんじゃないかなと思っているんです。この仕事は当初、「ミッション・インポッシブル」と言われていたんですけれどもね(笑)」
開口一番、埼玉高速鉄道株式会社・杉野正代表取締役社長は呵々と笑いながらこう言った。2001年3月28日に開業した埼玉高速鉄道線(彩の国スタジアム線)。東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅から浦和美園駅までの14.6キロを結ぶこの鉄道は、東京地下鉄と埼玉県、川口市、浦和市(現さいたま市)、鳩ヶ谷市が出資する第3セクター・埼玉高速鉄道株式会社によって、運営されている。路線距離は東京メトロ銀座線(浅草駅~渋谷駅/14.3キロ)とほぼ同じなのだが、1日当たりの利用者数は銀座線が渋谷駅1駅で22万3174人なのに対し、埼玉高速鉄道線は全線で約6万9000人(05年度)。開業以来苦戦続きで、赤字経営に苦しんでいた。そこで、同社は救世主として04年6月、社長に杉野氏を招聘したのだった。
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杉野正

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