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コブラ VS.ショートホープ

宮嶋茂樹(報道カメラマン)

カンボジアのタケオ基地内で捕らえられたサソリ。もう生きていないので、心配はない。隊長室にあった正月用の鏡餅に乗せてみると、なんともシュールな光景である。タイトルに合わせてコブラの写真も用意したのだが、あまりに哀れな写真のため、編集部からダメがでてしまった。お見せできないのが残念である。基地内で捕らえられたその哀れなるコブラは、直後、蒲焼にされたのであった。 不肖・宮嶋、今までショートホープのおかげで、あまたの修羅場で平静と気分転換の手助けをしていただいた。
 またある時はオノレのみならず、いきり立つ取材対象者にひょいとショートホープを差し出し、そこからコミュニケーションが生まれた、なんてこともあった。
 世界には星の数ほどの紙巻タバコのブランドが存在するが、ショートホープのような10本入りパッケージは、日本以外みたことがない。そのため外国では、愛煙家でなくともほとんどの人が、この小ぶりなタバコに興味を示す。なかには箱ごとくれとタカる輩も多いが、それでも、20本入り、25本入りに比べ安いので、タカられてもさほどいたくない。
 タバコには、本来の目的以外にも、かような便利点もあるのである。大手通信社の記者で、自分は喫煙しないが、この理由だけでタバコとライターをいつも持参している者もいる。第一、我々が出かける現場は、通りで一服しただけで罰金を求められる「文明国」などはほとんどないのだから、タバコは便利なコミュニケーションの手段なのである。

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