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投資の「祈り」とは何か?

――海外不動産投資(10)

 冬支度の最中、今月も「祈り」の極意だ。
 と言ってもこれは宗教の話ではなく、れっきとした投資の連載なのでお間違いなく。
 さて投資というのは「買うか、買わないか」のどちらかであって、その真ん中はない。
 まさに二択、丁半博打だ。どっちに決めるかは、他のだれでもない、投資家自身あなたである。
 つい先日、アメリカの有名な石油投資会社が約3000億円という巨額損失を出し、ふらふらになった。石油価格の下落が響いたのである。
 この投資会社は、とうぜんプロ中のプロ。優秀なスタッフを大量に抱え、スーパーコンピュータで最新の分析学を駆使しても、このありさまなのである。
 だから投資は「神の領域だ」と、口を酸っぱくして言っているのだ。
 「神の領域」というのは、リンゴにたとえれば分かりやすい。
 素人は、皮を見て美味いかどうかを判断して、がぶりと食いつく。その結果、ボケボケで吐き出したりもする。プロは一応、外見を知っているから、美味い果肉に当たる確率は高くなる。高くなるといっても、しょせんは数パーセントだ。
 ここで肝心なことは、素人だろうが、プロだろうが、美味かろうが、不味かろうが、食べればそれで終わりということだ。
 さて神の領域は? 皮でもない、実でもない。種である。皮や実とは格が違う。種は無限のリンゴを出現させるのである。
 不思議だねえ。種は無尽蔵であり、それさえ手に入れれば目先のリンゴ一個の話など、まったくもって顕微鏡で見なければ見えないくらい、こまい話になる。
 いってみれば、百億円の運用を語っているのに、途中で参加して、1500万円のベンツを買ったぞ、自慢するやつみたいなもので「ハア?」なのだ。 
 種は成長し、実をつける。科学ではぜんぜん解明できていないのであるが、種にはなんらかの「宇宙のエネルギー」または「聖霊」が宿っているのではないか、といわれているのだ。
 種の部分をしっかりと自分のものにしたい。
 「種」すなわち「宇宙のエネルギー」に満たされていると軸がぶれない。天の声が聞こえて導かれる。
 なに信じない?
 100パーセント信じられない人は、仕方がないが、少しでもそうかなあと、気になる人は次に読み進んでちょうだい。
 では投資の「祈り」とは?
 加治の場合は、瞑想が混じった独特の祈りだ。しかし、別に瞑想が入らなくてもいい。加治はただ、このスタイルが抜群に「宇宙のエネルギー」を取り込める、と感じるからやっているだけで、シンプルに祈ってもいい。

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