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投資の「祈り」とは何か?

――海外不動産投資(10)

 なに? 分からないから、もっと説明しろって? うーんどう言えばいいのだ。
 そうだ。自転車だ。自転車にどうやったら乗れるのか? と問われて答えられる人はいないはずだ。理屈ではない。理論でもない。本人だけが分かる感覚だ。
 練習しているうちに、ある日「あっ乗れた!」と叫ぶのである。だが、だれも乗り方を説明できない。
 倒れないのは、バランスの取り方をだれかに教えられたからではない。自分でつかんだのだ。いや授かったのだ、神に。バランスという宇宙の法則の一つがインプットされ、体がそれに反応したのである。
 それと同じだ。
 祈って、愛を注ぐ。そうすれば宇宙のエネルギーという見返りがあり、投資感覚を含めた宇宙の法則が身につく。
 加治の場合、自分が発する問いに、エコーが返ってくる。信じる信じないはあなたしだいだが、たとえばこうだ。
 「今後は、カナダが伸びると思いますがどうでしょうか」
 「その通り」
 「オイル・サンドで、アルバータ州が好景気ですが、不動産はどうですか」
 「人々は、住宅を欲しがっている」
 と、まあこんな感じだ。
 で、それを元に加治はアルバータ州のある街に投資を開始するのだが、この案件の自信のほどは、他人に絶対に漏らさない。120パーセントOKだと感じても、公言することはない。
 便乗したいという投資家は勝手だが、責任は取らないというか、何度もいうが、取れないからだ。
 祈りで、おカネの意思を聞き、無意識に宇宙の祝福を引き寄せる。人間は宇宙から生まれたのだから、すべては母体に聞くのがよい。

加治将一(かじ・まさかず)小説家・投資家。1948年、札幌市生まれ。1978年に渡米。15年間、保険、貿易、不動産関係の業務に従事。帰国後、執筆開始。著書にベストセラー『借りたカネは返すな!』等のビジネス書、『石の扉』などがある他、『妻を殺したのは私かもしれない』『借金狩り』等のサスペンス小説作品も評価が高い。近著に大評判の『性善説は死を招く』『あやつられた龍馬』がある。

加治将一公式ホームページ
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