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林文子 ダイエー会長兼CEO

困難だから燃える!
「トップは火中の栗を拾うのが使命」

1946年東京都生まれ。東京都立青山高等学校卒業。東レ、松下電器産業等勤務の後、77年ホンダの販売店に入社。当時としては、珍しい女性セールスとなる。入社翌月よりトップセールスに。87年ビー・エム・ダブリュー株式会社入社。同社初の女性セールスとして、約5年間に400台の販売を達成し、営業管理職に入る。93年新宿支店長に抜擢され、業績が低迷していた同支店を最優秀支店に育てる。98年中央支店長に就任。同支店も最優秀支店に。在任中フォルクスワーゲングループにスカウトされ、99年直営であるファーレン東京株式会社代表取締役社長就任。4年間で総売上、販売台数とも倍増させる。2003年3月ビー・エム・ダブリュー東京株式会社代表取締役社長就任。05年4月より株式会社ダイエー顧問。自動車販売業界から流通業へ転身。ビジネスの基本はコミュニケーションを経営理念に掲げ、新生ダイエー再生に賭ける。05年5月株式会社ダイエー代表取締役会長兼CEO就任。

幕の向こうに何が待ち受けているのか、
そこで自分はどう成長できるのか。
その好奇心が私を挑戦させるのです――

 「林文子伝説」は、31歳で入社したホンダの販売店から始まる。たちまち会社のトップを売り上げ、退社するまでの10年間、その座をほかに譲り渡すことはなかった。
 その後の赫々たるキャリアは、男性中心の自動車業界にあって、まさに「伝説」と呼ぶにふさわしい。
 ホンダからBMWに移ってのちも販売トップの座を維持し続ける林さんに、同業他社が目をつけないはずはない。次の挑戦の場はフォルクスワーゲン東京、しかも社長として迎えられた。やがてBMWに戻ることになるが、そのときは販売会社の社長としてであった。この間28年、うち22年は現場の最前線に立ち続けた。そしてどこにあっても、周囲が驚くスピードで業績をあげてきた。
 そして今年5月、周知のように林さんはその手腕と経験を買われ、ダイエーの会長兼CEO(最高経営責任者)に就任した。今はその再建に奔走する日々である。トップランナーとして着々と記録を塗り変えてきた人は、今、さらに険しいコースをひた走る。

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