先日「ミスター円」と呼ばれる高名な先生が、株の予想をしゃべった。
「今、株は根拠のない上がり方をしている。したがってこれから株は下がります。売りですよ、売り。僕は、全部売りました」
しかしだ。時を同じくして、世界的な投資家、ジョージ・ソロスがまったく逆の宣言をした。
「今が、日本株の買いである!」
片や、元大蔵省の大物の「ミスター円」。
そしてもう一方は、かのヘッジファンドの勇「クォンタム・ファンド」を率いて、なんと1兆5000億円の個人資産を築いたユダヤ人投資家。両者の意見がガチンコなのだ。
あなたは、これを聞いてどう思うか? 普通なら、立ちすくむばかりでしょうが、ファイブエルの読者諸君だけは落ち着いたものだと思う。
いつも言っているとおり、株価の予想はナン人にも不可能、神の領域だということをちゃんとわきまえているからだ。
それを理解せず大金を払って、高名な先生に相談にいったり、ジョージ・ソロスの講演を拝聴しても、180度違う話になって混乱というか無駄骨というか、そんなハメに陥る。
今後、株が上がるか下がるか? 加治の予想材料は、ただ一つだ。
日本の行政改革である。行革が上手く進めば、黙っていても世界中から投資が集まり、株価は今の3倍近くいくはずだ。
しかし最近は暗雲が立ち込めている。
「貧富の差が激しくなったのは、小泉、竹中が行った行革路線だ」
と諸悪の根源を行革のせいにする作戦に出て、巻き返しをはかっている。行革が遅れるようであれば、株価は下がる。
投資家を志す人は、改革の行方に留意すべきだ。
加治は危険を愛好していた時代は過ぎ、なにごとも心穏やかに、という御齢58歳。だから投資の方法も、安寧を第一とし、株は長期保有の安定株。あとはもっぱら投資信託と外貨預金。今はユーロに夢中だ。ユーロは奥が深いので、またの機会に述べることにするが、稼ぎ頭は、なんといっても不動産だ。こればっかりは常に手掛けている。
経験上、リスクが少ない投資だと確信しているし、正直、不動産で財を築く人は圧倒的に多い。
不動産とはこれまで縁のなかったファイブエルの読者諸君でも、簡単にできる秘法を語ることにする。
一戸建て住宅への投資
――アマチュア不動産投資法
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