最近、大手住宅メーカーは、耐久性向上にこだわって、それを売り文句にしはじめている。しかし結果は、50年も60年も目撃できないという蜃気楼で、宣伝だけなら「百年住宅」も可能だ。加治は慎重だから実績だけを見る。
すると、やはりアメリカ工法が無難だ。なにせ、70年という統計実績がある。
耐久性が、いかほど財をもたらすのか? 前回を思い出していただきたい。同じ金額で建てた家でも、寿命が30年と、70年では6000万円の違いが出ると書いた。
しかし今回は、もっとすごい秘密を話す。本当は1億5000万円以上の得になるというとんでもない事実だ。
なに大袈裟じゃないかって?
たとえば、3000万円で寿命30年の家を買う。家はきっかり30年でお払い箱になるから、ローン金利や維持費などで6000万円以上がその時点で跡形も消えてなくなる。ここまではいいだろうか?
では、それが寿命70年のアメリカ住宅だったら、どうなるのか?
30年たっても、あと40年の寿命だ。すなわち、30年目でも買い手がいくらでもいる。ではだいたい、いくらで売れるか? 3000万円で買った家なら、おそらく1億円以上の値段が付く。
ホラだろうって?
アマチュアは、中古住宅の価格は値下がりすると思い込んでいるが、それは短命な中古住宅の話で、アメリカの例を出すまでもなく、長寿の上げマン中古住宅は、値上がるのが常識だ。
1億円以上で売れるという根拠はなにか?
30年前の建築コストを思い浮かべていただきたい。今の4分の1で家が建ったのである。建築コストが30年間で4倍に膨れ上がっているのだ。ということは、今3000万円の家は、建築費が一億円以上かかる。家の売買はその時の建築費とほぼ同じだ。だから一億円以上で売れるという読みである。
片や、6000万円を失う人と、一方では、一億円以上をゲットする人。
ほれ、差は1億5000万円以上でしょうが。
今まで眼中になかったであろう家の寿命が、投資家にとってもっとも重要だということが、わかってもらえただろうか?
次回は、さらに気前よく、高値が付く、脅威のカラクリをお教えする。
長寿住宅で1億5000万円以上の得!
――アマチュア不動産投資法(2)
加治将一(かじ・まさかず)小説家・投資家。1948年、札幌市生まれ。1978年に渡米。15年間、保険、貿易、不動産関係の業務に従事。帰国後、執筆開始。著書にベストセラー『借りたカネは返すな!』等のビジネス書、『石の扉』などがある他、『妻を殺したのは私かもしれない』『借金狩り』等のサスペンス小説作品も評価が高い。近著に大評判の『性善説は死を招く』『あやつられた龍馬』がある。ホームページでブログ毎日更新中! 『かじまさ.net』www.kajimasa.net
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