選挙が終って自民党が大勝したが、むしろ民主党の惨敗という方が印象として目立つ。それはたぶん民主党が政権交替ということしか言わなかったからではないか。
というと、いやちゃんと主張することはマニフェストに明らかだ、となるのかもしれないが、でもそれは耳に入ってこなかった。「マニフェスト」という言葉は有名だけど、マニフェストの内容となると知らない人がほとんどだ。
もちろんこれは印象である。印象というのはその頭に「ただの」とか「単なる」とかつけられて、論客には軽視されるものだが、でもじっさいの話、印象にはそのものの内容があらわれている。論客は論理を究めて考えるわけだが、ふつうの人はそんなに細かく考えないし、論理を究める能力ももっていない。とりあえず印象で判断する。だからむしろ論理に騙されることがない、ということが言えるのではないか。
たとえば結婚というのは人生の一大事だけど、その場合も重要なのは相手の人の印象である。印象はよくないのだけれど、よく調べたら財産もあって家筋もいいし、鼻筋も通っているので結婚した。そうしたらやっぱり人柄が駄目で、嘘はつくし、ケチだし、結局は結婚生活が破綻した、となったとしたら、それは論理に騙された、ということなのである。
でも民主党のことで言うと、選挙の前から駄目だった印象がある。党首があれこれした末に鳩山、小沢、菅という党首候補がみんな引いたりこけたりして誰もなり手がない。だから仕方なく、という感じで岡田幹事長が党首になった。あの時点で、民主党って駄目なんだなと思った。党首になろうとする人がいないのだから、党としての魅力がないのである。
たぶん岡田氏は真面目だから、仕方なく幹事長になったのだろうが、党首となると真面目だけではつとまらない。魅力というのがいるのだった。
魅力って何だろうか。不思議なものですね。
左翼のぬるま湯
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