不適切な発言というのはあるもので、柳沢さんは論外としても、昨年スキャンダルで政府税調会長の職を辞した本間正明氏もその一人である。12月13日の釈明会見の折、「(愛人の女性とは)誠実な交際をしているところです」と宣(のたま)った。世間が怒っているのは、相場50万円といわれる3LDKの官舎に、7万7000円という家賃で、しかも家族ではない女性と同居していたことが、「税負担を国民に求める立場として適正を欠く」ということであって、彼が誠実な交際をしていようがいまいが、どうでもいいことなのだ。
同様の発言は、角田参議院副議長の辞任劇でもあった。政治資金収支報告書不記載疑惑や、献金が禁じられている外国人団体から寄付を受けた疑いを持たれたため、辞任に追い込まれたのだが、辞表提出後の会見で、「断腸の思いで決断した」と述べた。「断腸の思い」は彼を選んだ選挙民が抱くのであって、決して彼が抱くものではないような気がする。
何故に、そこまで地位に恋恋とするのであろうか。それでは国民に奉仕するという一義的な使命を忘れ、地位そのものが目的になっていると言われても仕方がない。
「詫」には、「さびしく暮らす」の意味もあるという。本間さんや角田さん、くれぐれもそんなことにならないよう祈るばかりである。私もこのお二人を他山の石として、発言には気をつけよう。「誠実な交際をしている」愛人と「断腸の思い」で別れるなんて嫌だから。(もっともそんなヒトいるわけもないのだが……)
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発言には気をつけよう!
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