投資情報だ。ニセコの、特にヒラフ近辺は土地価格が日本一上がっているのをご存知か? 日本一ですぞ。
上げているのは外国人。その外国人のほとんどが、オーストラリア人だ。
ニセコは倶知安町にあるのだが、人口1万6000人たらずの小さな街だ。その小さな街で、昨年だけでも70を越す別荘が売れ、この数年で出現した外国人向けレストランとバーの数は、50軒を越えているというのだから間違いなくホット・スポットである。ちなみに外国人観光客は去年、倶知安町住人の、なんと5倍も訪れているのだよ。
外国人はニセコを目指す。なぜか? 英字新聞を意訳すると、こうなる。
1、アジアで一番雪質がいい。ひょっとすると世界一かもしれない。
2、オーストラリアからの移動が、南北という縦軸なので、時差がない。すなわち体調管理や美容に有利。
3、温泉と大自然は、冬だけではなく夏も楽しめる。
4、日本人は親切だ。また、小柄だから婦女子の脅威になりづらい。さらに治安もよく、子供たちも安心して遊ばせられる。
これが集まる理由だが、別荘を買う一番の動機は、なんといっても価格である。
世界のリゾートと比べて安いのだ。たとえば、香港で別荘を持とうとすれば1億円はする。一方ニセコなら、香港の半額以下でOKというあんばいだから、ソソラれるのだ。
だが地元の倶知安町民は、首を傾げる。「高すぎるべさ。この辺の相場の2倍もすんのに、なんで買うんだべか」という感覚。
地元とオーストラリア人の大きな金銭感覚のギャップ。ここに、投資のチャンスが存在するのだが、どうにも日本人は腰が重い。したがって不動産で儲けに熱中しているのはオーストラリア人業者、彼らの独壇場だ。
日本人は、なぜ手を出さないのか?
バブルの悪夢を引きずっているからだ。
オーストラリアの好景気が長く続かず、やがて不況になり……というトラウマだ。
こんなことでは、せっかくのチャンスはつかめない。
「前回のバブル」とは事情が、圧倒的に違うということに気付いていないのである。
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