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今ふたたび
ボウリングに夢中!!

中山律子さんにインタビュー

力を抜いて楽しむことがボウリングの秘訣です

最近ボウリング場でよく見かけるのが、中山律子さんの写真を使ったこのポスター。社団法人日本ボウリング場協会の制作。田町ハイレーンにて。――ボウリングがまた静かなブームです。
中山 かつてのボウリング・ブームを支えてくれたのが、今ちょうど50代の方々ですが、その世代の人たちがボウリング場に戻ってきているのを実感します。シニア向けスクールへの参加者や個人レッスンへの問い合わせも増えてきていますね。皆さん、若い頃に体験しているから、いざやってみるとすぐに勘を取り戻してうまくなっていくんです。会社のコンペでも、若い方より50代の方が優勝したりしていますね。

――最近はまた美しい女子プロボウラーの方もたくさん登場されていて、観戦するのも楽しいですね。
中山 でもやっぱりボウリングは見るより、やったほうが楽しいですよ(笑)。
 ボウリングのコツは、「力を抜くこと」。私も50歳を過ぎた頃に、膝や肩の故障から、一時、ボウリングができない時期がありました。でも治療を続けながら、リハビリのために少しずつボウリングを再開して、そのときにやっと、「ボウリングは力じゃない」ということがわかったんです。遅いでしょう(笑)。若い頃は体力があるから、力で投げていたんですね。それができなくなって、やっとコツがわかってきた。「そうか、力を抜けばいいんだ」って。人間は経験が大事ですね。ですからシニアの方々は、人生経験も豊富で心に余裕がありますし、ちょうどいい具合に、体力もなくなってきていますから、自然に力を抜いて投げられると思うんです。
 そして何より「楽しむこと」が一番ですね。私も膝や肩の故障で気持ちが沈んでいた時期に、主人から「そんなに頑張らなくてもいいんじゃないの。楽しめば」と言われて、すっと気持ちが楽になったんです。「そうか、楽しめばいいんだ」と思ったら、前よりもずっとボウリングのことが好きになりましたね。

――ご自身にとって、ボウリングを続けてきてよかったことは何でしょうか?
中山 いろんな人との出会いです。今でもボウリング場に行けば、皆さんが「りっちゃん」と声をかけてくれて、温かく迎えてくれる。ボウリングを通じて、いろんな方とお話ができますし、「ここには私の居場所がある」とホッとします。そして、私がボウリングを続けられたのは、家族がいてくれたから。独身の頃は母に、結婚してからは主人と娘に支えられて今日まできました。ずっとボウリング一筋に生きてきましたが、主人と娘が「お母さんからボウリングをとったら、何も残らないんだから」と言って応援してくれています。

――子供からご老人まで、幅広い年齢層の人が楽しめるスポーツですね。
中山 最近の教育では、「勝ち負けより、参加することに意義がある」という考え方のほうが主流ですよね。でも、若い頃には、勝ち負けも大事だと思うんです。「負けて悔しい」「もっと強くなりたい」と思って練習しながら、忍耐力や努力することの大切さをわかっていく。逆に、年をとったら、もう勝ち負けは関係ありません。楽しむことが第一です。人が老けるのは、夢や希望を持てなくなったときだと思います。私の夢は、もっと多くの人にボウリングの楽しさを知ってもらうこと。いろんなトーナメントの表彰式には、私もよく顔を出していますので、気軽に声をかけてくださいね。

――これからボウリングを始める方に、アドバイスしていただくとしたら?
中山 ボウリングは、自己流でも楽しめるスポーツですが、やはり基本をマスターしたほうが、早くうまくなりますし、体にも負担がかかりません。各ボウリング場で随時スクールを開催していますから、ぜひ参加してみてください。あとはもう自由に、好きなように楽しんでいただけたら。ボウリングは費用もそんなにかからないし、天候や気候にも左右されません。こんなに気軽にできるスポーツはないですね。どんどんトーナメントに出場するもよし、毎週ボウリング場に行って仲間と会話することでストレス解消するもよし。自分のスタイルに合わせて、マイペースで楽しんでほしいですね。

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