木村― 「環境省」の存在が注目を浴びたり、「クールビズ」があっという間に知られるようになったのは、小池大臣の功績大でしょう。それは小池さんがマスコミの側にいらしたことや、「人生マーケティング」のようなマーケットからの発想があるからではないですか?
小池― 「クールビズ」には、地球温暖化防止という大きな目的、大義があります。ただ、大義だけではみなさんなかなか動かない。大義に共感を加えることによってはじめて動くんです。「クールビズ」の場合は「涼しい」「楽」「かっこいい」ことが共感となりました。くわえて「地球温暖化」の防止にあなたも参加しているというメッセージ性がうまくつながったんです。大義と共感がマッチすることによって動きが出るんです。
木村― なるほど。経済効果も上がるし、環境省の仕事じゃなくて経済産業省ですね(笑)。
小池― 政府のキャンペーンの場合、決められた予算をどうやって消化しようかと考えるのが役所の発想ですね。私の場合は、その予算を使って、これを5倍10倍にしてやろうと考えます。結果としての経済効果はともかくとして、そこに至るまでにメディアが取りあげれば、効果はひろがります。それらを換算すると、5倍以上はいっていると思います。そこは役所の発想とはまったく違うと思います。
木村― 「5l」は、50代の人たちにエールを送ろうという雑誌なんですけど、大臣からもエールを送っていただけませんか。
小池― つねに少年・少女で、希望を自ら見つけて挑戦し続けたいですね。
50代の人たちは、やりたいことがいっぱいあるはずなんですよ。そろそろ「定年後」を考える時期でしょうけど、リタイアと考えるのではなくて、卒業して、NGO、NPO活動などをやってほしい。ボランティアは、自分が好きだからこそ力が入るわけですね。いやなことをわざわざしません。人間好きなことをやっているときが一番元気がいい。
国がお金をかけてこれからの高齢化社会をどうこうするというよりは、一生懸命地域や社会に奉仕している人たちに税を控除するなどの支援をしてあげたらいいと思うんです。国がなんでもやるんじゃなくて、元気でいられる場所を確保しやすくしてあげることが、国自体が元気になる方法だと思っています。
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