ブラザース・フォアの日本初公演は、1962年4月。以来、毎年、日本公演を続け、45周年である(今年は5月13日にコンサートを開催)。現メンバーでの05年の来日では「日本国際博覧会」(「愛・地球博」)の「三菱未来館@earth もしも月がなかったら」オリジナルアルバム「Children of the Moon」をプロデュース。地球環境をテーマにするなど、彼らの音楽は不変でありながら、深化している。そんな彼らにとって、日本公演は特別なものがあるという……。
ボブ 最初の公演のとき、日本のお客さんたちが自分たちの曲を知っていることには、非常に驚いた。年を追うごとに、観客のみなさんも一緒に歌ってくれるようにもなったしね。強く記憶に残っているのは、スペシャルゲストとして美しい少女シンガーがギターを抱え、綺麗な歌声でフォークソングを歌ったことだね。それが、森山良子さんだった。その後、日本のフォーク歌手やソングライターも増えていった。日本でフォークソング・カルチャーが広がり、深まっていったことに、ボクたちが影響を与えられたことは、非常に素晴らしいことだと思う。
マーク あるお客さんと話していたら、その人はシャイな人だったんだけれど、こう言っていたんだ。ブラザース・フォアの曲を聴いたことをきっかけに、英語を勉強するようになり、英語の学校へ行って、それで現在の仕事をするようになり、結婚もした。だから、一番はじめに、ブラザース・フォアがあった、と。
ジョン ボクは今回で4回目の来日なんだけれど、日本人のあたたかいもてなしに感動する。盛り上がりも最高だしね。
マイク ボクも4年目なんだけれど、マークとは40年来の付き合いがあるから、いろいろと話を聞いていたんだ。ジョンと同じようにお客さんのあたたかい視線を感じるし、ブラザース・フォアというグループが来日公演45周年という歴史は、そのお客さんと一緒につくってきたものなのだということを、強く感じる。
ボブ 街やモノはどんどん変わってきているけれど、日本人のあたたかい、やさしい内面はあの頃とまったく変わっていないよ。そういうところが、日本でコンサートをすることの大きな楽しみだね。
来年、結成50周年。今回の来日45周年でも、記念ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」、ボブが自ら編集、未発表曲も収録したCD&DVDボックス「Forever Young」が発売されたが、結成50周年記念へ向け、何か計画はあるのだろうか?
ボブ もちろん、イエスだよ。世界ツアーも考えているけれど、日本でも大々的にやりたいね。ボクらにとって、とっても重要な国だからね。
マーク 来年、日本ツアーをやるのに、日本に住むところが欲しいな。逆にそこからアメリカへツアーに行くとか(笑)。
ボブ それは、ボクも同じだ(笑)。もう50年も経つなんて驚きだけれど、この『ファイブエル』の読者層がボクらのファンと世代が重なるなら、一緒にやらないかい? 50年目からの歴史に『ファイブエル』が参加することは、ボクらにとっても、この雑誌にとっても、素敵なプランだと思うよ。
ジョン 50代というのは、すべてが40代の頃よりよくなっていくと思う。
マイク 「Forever Young」でね(笑)。いつまでも、若く!
ボブ そうだね。フォークソングが大好きだから、引退なんて、まったく考えていない。若い頃と探求心もまったく変わっていないから、人生、このままだよ。
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