高野連て、何だろうか。
高野連が急に語気を強めて「駄目だ」といったら、高校野球大会に出られないチームがどんどんふえて、400校近くにもなった。
高野連というのは、川内康範に似ている。
川内康範も、あるとき強く「駄目だ」といったら、森進一が「おふくろさん」を歌えなくなってしまった。この関係が何だか似ている。
川内康範は作詞をしたんだから、その気持があって、けしからん、というのはわかる。でも高野連というのは、自分が野球をやるわけじゃなく、そもそも野球があまり好きじゃないんじゃないか。高校生は野球などにうつつを抜かさず、勉強だけしていなさい、といっているように見える。
高野連に限らず、日本のプロ野球コミッショナーにしても、野球が好きでやっているわけでもないような人が「駄目だ」といっているのは、ちょっと変だ。昔のソ連を思い出す。官僚構造だ。
官僚の力というのは、ライブドアに似ている。いやライブドアにはわるいが、それに代表される株屋というか、金貸しというか、連中は現場とか地面を離れた細い棒の上で、現場を見下しながら「駄目だ」と命令している。
株屋団体がテレビ会社を乗っ取ろうとしたり、どこかの会社の幹部を追い出そうとしたりしているのも、どことなくやることが高野連に似ている。工場にしろグラウンドにしろ、とにかく現場から遠く離れたところのものが「駄目だ」と命令しようとしている。
ここまでを要約すると、高野連、川内康範、日本のプロ野球コミッショナー、ソ連、株屋とか金貸し、というのがいずれも似たような性質をもっている。この場合、川内康範は少し違うだろうが、いずれも現場からははるか離れていながら、命令だけは下す。つまり簡単にいうと、人間的には嫌みなタイプだ。
この中でいちばん力を持っていて問題なのは、株屋とか金貸しである。金勘定以外に何もしない人々。
いまこういういい方は古いといわれるが、でもやっていることは畑を耕すわけでもなく、鍋釜を製造するわけでもなく、ただ金勘定だけである。パソコンに向かって、チカチカ変る数字を見つめてあれこれ操作しているスタイルは知的にも見えるが、それは操っているのが全部電子機器だからで、やっていることは全部金勘定だ。卑しい人々だ。
金融ファシズム
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