二つめは、「同質性の呪縛」である。「画一性」と言ってもいいかもしれない。かつてはそれが、社会のエネルギーになったという側面もある。ひたすら効率を優先して、集団エネルギーとガンバリズムで皆が努力を積み重ねてきた。均質な労働力と中間管理職が大量の規格型商品を造り、日本は発展してきた。だが、時代は変り、その役割は他国に委ね、日本はもう一段上の高付加価値型の商品の製造というステージへ移らざるをえなくなっている。
国も全国同じような基準で、交付税や補助金を与え続け、為に全国で画一的にモラルハザードが出来【しゅったい】している。小さな市や町が大都市と同じ風景である必要があるのだろうか。競って文化会館や美術館を揃える必要があるのだろうか。過度の「同質性の呪縛」がジェラシーを産み、為に個々の持つ本来の可能性を矮小化させている気がしてならない。
誰が呪いをかけたのか分からない。考えてみれば呪縛とはイップスのようなものかもしれない。イップスとは神経系のアクシデントで、うまい人ほどかかりやすいと言われている。スポーツ(あるいはゴルフ)の集中すべき場面で起こり、自分の動きを制御し過ぎる為に、震えや硬直を起こしプレー上のミスを誘発するとか。
その完璧な治療法はないそうであるが、「最高の結果を求めたり、深刻には考えず、アバウトな気持でプレーする」ことや「許容範囲を持つ」「とにかくゴルフを楽しむ事に専念する」のがいいらしい。呪縛を解いてフリーになろう。それにしても「一夫多妻おじさん」、ちょっぴり羨ましい気もするのは私だけ?
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呪縛を解こう
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