パブリックへの貢献という意識が、二〇〇〇坪のホテルを二五万坪のリゾートエリアに発展させた。次のテーマは?
熱海の温泉街から初島の浮かぶ相模湾を望んで、右手の岬の突端にホテルニューアカオが見える。錦ケ浦の景観と眺望に恵まれたその地に、エンターテイメント型ホテルのホテルニューアカオと、リラクゼーション型リゾートタイプのロイヤルウイングの二つの施設を中心に、一大リゾートエリアが広がる。
二代目社長の赤尾信幸氏が、広大な海の眺望を楽しめるロイヤルラウンジで出迎えてくれた。ロイヤルウイングに設けられたこのラウンジを訪れた誰しもが、一八○度に広がる海の展望に声を上げるだろう。
「うちは実は二五万坪の土地をこの錦ケ浦から地続きで持っているんです。あのモナコ公国が約五○万坪だそうですからその半分に当たる面積があるので、平成一四年に手前味噌ですが“アカオリゾート公国”と称することにして、新しいリゾートホテルのコンセプトを打ち出したんですよ」。
二五万坪の敷地に、二つのホテルと、五○○メートルのビーチとビーチサイドプールを南欧のイメージで展開するアカオビーチリゾートや、海を見渡す丘陵地に広がるアカオハーブ&ローズガーデンがあり、さらにレストランやエステティックサロン等の施設が点在して、それらを全長五キロに渡る展望遊歩道が繋ぐ。これらの諸施設をまとめて、自然、環境、文化、ホスピタリティをテーマに“アカオリゾート公国”が成立しているのだが、“公国”と名付けた裏にはもう一つの理由があるという。
![[ファイブエル] 団塊世代のエンターテイメント誌 Entertainment Premium Magazine](/img/header_title_in.gif)

1951年11月29日、静岡県熱海市生まれ。74年に青山学院大学経済学部を卒業し、アメリカ、フロリダ工科大学に留学。76年に株式会社ホテルニューアカオに入社。88年に父・蔵之助氏の後を継いで代表取締役社長に就任。同年、曽我森林自然園を開設。94年にロイヤルウイングとハーブガーデンをオープン。2002年アカオリゾート公国と命名して新しいリゾートライフを提案する。


![[ファイブエル]バックナンバー](/img/side_backnumber.gif)