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華やかに

 花の18歳と言う。花は華と書いても、年を取ると似つかわしくない。
ただ、こう言えば年をとってもOKだ。
花も実もある、である。若い子には花はあっても、実までは……の子が多い。
ところで、ローソクのように自分の身を削って周囲を明るくする殊勝な人がいる。
その逆で、周囲を削って、自分だけ目立ちたがる人がいる。芸能界ではこのテの人物が多いらしい。たとえば歌手の……、やめておこう。
ぼくの好みはそこにいるだけで、周囲がパッと華やいだ感じになる人だ。
今月号の表紙の高橋英樹さんはそんな人とお見受けしている。花も実もある人でもあろう。
よく見ました。「桃太郎侍」。登場してきただけで華やいだ雰囲気がつくられていた気がする。
花は桜、人は武士。ニヒルな侍もいいが、華やかに立ち回る侍もいいものだ。

(毎日新聞専門編集委員)

近藤勝重のマンスリー・コラム

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