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最優秀作品の発表

 これまで応募していただいたフォトセンの最優秀賞が決定いたしました。ゆうもあくらぶ事務局と『ファイブエル』の編集部で協議した結果、野村昌弘さんの「年金の先が見えないおっとっと」になりました。ルミックスL10を贈ります。おめでとうございます。
  物干し竿から落ちかけた芋虫(アゲハの幼虫)を写した写真に、擬人法を用いてピリッと社会風刺を利かせています。思わず上手いといいたくなりました。野村さんには、本号に掲載の「蜘蛛だってMOTTAINAIと雨水貯め」等、数多くの作品を応募していただきました。すべてレべルの高いものでしたので、その努力も加味してしまいました。

最優秀の作品といっても、ブッチギリでというわけではありません。数点の作品は甲乙付け難いものでした。色紙に書いての作品なので紙一重だったのかもしれません。 他に擬人法の作品では、muiさん応募の「ベランダで仲よくしてる倦怠期」(6月号掲載)がありました。どこの家でも見られる洗濯物を題材にした平凡な写真なのですが、当を得た川柳でおぎなわれて「フォトセン」効果をあげていました。 私はユーモアや洒落のある作品が好きなので、赤松秀夫さんの「自転車で良かったと何故かホッとして」、お多福さんの「マネキンが笑うかどには服着たる」、ケロ松さんの「花見客捻るはビールの栓ばかり」(6月号掲載)、ブルーツリーさんの「どの子より我孫かわいい発表会」などにも最優秀賞を差し上げたかったのですが、賞品のカメラが一点しかないので致しかたありませんでした。 ところで「応募をメールでよしとすればたくさん集るのに」との助言をよくいただきました。でもそれではお手軽すぎて作品に味わいや価値が不足するように思えたのです。芸術作品とまではいかなくとも、共感や感動を与えるようにしたかったので、あえて色紙に手書きという手間のかかる募集となりました。 切っ掛けは平成一八年に、ゆうもあくらぶで初めてフォトセンを募集したときです。真先に作品を送っていただいたのが林家木久扇師匠でした(当時は木久蔵師匠)。色紙に写真を貼り付け、余白に川柳が墨筆で書かれていました。それが大好評だったものですから、当初募集要項を「写真に川柳を添え」としていたものを、急遽「色紙に写真を貼り余白に川柳を書く」と変更したのです。『ファイブエル』でもそれを踏襲したのでした。こうして応募作品を掲載してみますと、単に写真と活字の川柳を並べるより面白味があり良かったなと思いました。面倒も厭わず応募していただいた皆様に感謝です。 石黒敬章(ゆうもあくらぶ事務局長)

ゆうもあくらぶとは
 ゆうもあくらぶは昭和二九年に発足し、ユーモアを持って明るい社会作りに貢献しようと地道な努力を続けてきた会です。「ゆうもあ書道展」「ゆうもあ絵画展」「ゆうもあマンガ議会」「ゆうもあ生花展」「ゆうもあ学校」「ゆうもあ珍大五種競技大会」「ゆうもあ発明展」「親のない子の七・五・三」「老人ホーム慰問」「自衛隊見学会と慰問」「上野駅に特大パンダのぬいぐるみを寄贈」など、さまざまな行事をこなしてきました。昭和三三年からは(四四~五五年は休止)ユーモアで貢献し明るい話題を提供した人にゆうもあ大賞を贈り表彰しています。昨年度は太田光、田中宥久子、ルー大柴の三氏に授賞しました。
 初代会長は徳川夢声、次いで石黒敬七、石田博英、江崎真澄と受け継がれ、現在は森喜朗が務めております。理事長は長崎抜天、山野愛子、春風亭柳昇と変わり、いまは大村崑です。

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