しかし、変化の鈍い定常型の社会では経験がものをいう場面も多く、中高年が実力を示し、リーダーシップをとる。もちろん、これからの時代が停滞社会に落ち込むわけではないし、社会のある側面では、依然としてはげしい変化が続くことが予想される。いわば二律背反の状況にある。換言すれば、コ・フィギュラティブ的時代になる。
最近、堀江前社長をはじめ、「塀の中」に入ったライブドア幹部たちや、偽メール事件で民主党を危機に陥らせた永田議員を指して「30代の暴走」と呼んだ日刊紙がある。目的のためには手段を選ばない、こうした社会的に未成熟な「バーチャルチルドレン」を産み出した罪は、他の誰でもなく、我々自身にあるのかもしれない。
本当に舵取【かじと】りの難しい時代になってきた。過去を担ってきた世代と、これからの未来を担う世代が、何れに偏ることなく英知を集めて事にあたっていかなくてはなるまい。まさに、コ・フィギュラティブな時代である。そういう意味では、傷ついた民主党が73歳の渡部恒三氏を国対委員長に、ライブドアが60歳の平松庚三氏を執行役員社長に据えたのは、意外といい選択であったのかもしれないと思う。
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世代を超えて事にあたる時代
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