うちのお茶の間では、あのテレビを見ながら、
「あんなメールなんて、いっくらでもできるじゃないの」
と笑っていた。みんなお茶の間ではそう感じていたはずで、その「感じ」を「科学的に証明する」のに一週間もかかったということである。感じというのはもちろん間違うこともあるから、やはり科学的に証明していかなければならず、そこで世の中のスピードは少し減速する。
民主党は監督がいないんじゃないか、という印象を受けた。4点セットですべての塁が埋まり、ノーアウト満塁。前回の選挙で大量点を献上しているだけに、ここは絶好の逆転のチャンスだった。ここでちゃんとした監督コーチがいれば、大量点となっていたのに、力のないバッターに勝手に打たせて、ショートゴロ、ゲッツー。しかも飛び出した三塁ランナーも刺されてのトリプルプレイ。ノーアウト満塁が一瞬にしてチェンジ。これで試合終了ではないにしても、ダメージは大きい。「ノーアウト満塁は点が入らない」と昔からよくいわれている。
「東大生なのに算数ができない」とか、ずいぶん昔に話題になったが、あの辺りが走りだった。永田議員は東大卒である。その上にいる民主党前原代表は、京大卒だそうだ。いや、だから駄目だというのではないけど、教育の崩壊がいわれて久しく、それはそれで世の中の自業自得だけど、せめて欠陥学生が病院に就職されたりするのは嫌だな、と半分冗談でいっていたが、いまは冗談がどんどん現実になる世の中である。呆れるような病院のミスがどんどん出てきている。
それと同様のことを、この国会での偽メール騒動にも感じるわけである。国会での質問というのは、いわば手術室の現場みたいなものだ。そこで何でもない胃袋を切ってしまって、あ、間違いでした、と謝罪している。
そう考えてみると、病院よりも国会の方がまだのんきである。まだ野次を飛ばしたり。皮肉な答弁をしたり、いちおうの余裕をもったやりとりを見ていられる。メディアもそれを報道して商売ができる。
病院だったら嫌だ。謝罪したときはもう一巻の終りとなっている。国会は病院よりも余裕がある。もちろんいいかげんでは困るけど、すぐ死ぬわけではない。
運も実力のうちなのか?
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