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コミュニティの原理って?

 ゴールデン・ウィークを利用して船旅をした。行先は中国の天津。天津といえば、「天津甘栗」と「天津飯」くらいの知識しかない私が行こうと決めたのは、天津に興味があったからではない。クルージングに興味があったからである。船中での講演というオファーをいただき、用意された部屋もジャグジー・バス付のロイヤル・スイート。これを断る手はない。何しろ、これ迄に経験した船旅といえば、「小笠原丸」に乗った26時間くらいのもの。「一度はゆっくりと船旅をしてみたいものだ」と思っていたものの、その機会もなく、諦めかけていたところにこの話。しかもギャラ付き。こんないい話はないと即座に天津行きを決めた。実のところ、連休の間、妻と日がな一日過ごすことを考えれば、行先は何処でも良かったのかも知れない。
 出発前、旅支度をする私に、「「奥さまもご一緒に」って、お誘いはなかったの?」と尋ねる妻の言葉には胸を突かれる思いがした。「どうだっけ? あったような無かったような?」。胡乱【うろん】な返事をしたものの、支度は手につかず、やたら時間を要した気がする。
 「お迎えに参りました」という運転手さんの言葉に救われ、一路横浜港へ。小雨に煙る国際客船ターミナルには、既に参加者524名の元気な顔が。富士通労組主催の「青春の船パートVII」というのが、今回のツアーの正式なタイトル。聞けば、18年前の初出航以来、回を重ねるなかで日中の民間外交ともいうべき交流を継続していて、「最貧困地域での小学校建設支援」や「河北省での沙漠緑化事業への支援」にも取り組んで、国境を越えた信頼関係を築いているのだとか。

5l世代へ 木村政雄の発言!

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