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輪島屋善仁 銀座店

輪島塗り 高級漆工芸品の老舗

モダンなテーブルセットとショップ統括マネージャーの中室耕二郎氏 銀座は日本のショーウインドー。全国のさまざまな特産、名産が銀座に集まる。地方の産品を全国的にアピールするための機能が、銀座という街にはあるのだ。「東京に店を出すなら、やはり銀座だ」というわけで、地方の名店が銀座にアンテナショップを出す例は無数にある。今回紹介する「輪島屋善仁」も昨年1月に銀座三丁目、松屋銀座の裏に銀座店を出した。漆器の一大産地、石川県輪島市に本拠を置く輪島塗り高級漆工芸品の老舗である。江戸時代は文化年間、漆器製作のさまざまな工程を束ねて商品にする塗師【ぬし】、輪島屋善仁によって創業され、二百年も続いてきた。というと、銀座店も何か敷居の高い感じがするが、どうしてどうしてモダンなインテリアショップのような明るい雰囲気。漆器とはいっても、洋風のテーブルセットや、シャープなデザインの器、花器など現代的な商品が目立ち、漆器=正月のお重というような古めかしい漆器店のイメージはまったくない。ところが店内をよく見回せば、素晴らしく手の込んだ蒔絵【まきえ】や沈金【ちんきん】、螺鈿【らでん】などの加飾をほどこしたお椀や皿、高杯【たかつき】、簪【かんざし】がさりげなく並べられ、日本の伝統工芸の極みもしっかり見せてくれる。化粧室も便器から壁まで全て漆塗りになっているのも一興。

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