米国ミネソタ大学のライケンという行動遺伝学者が732組の一卵性双生児を対象に調べたところ、双子の幸福感は非常に近い数値であった、と「ニューズウィーク」誌に載っていた。
そうだとすると、人間の幸福感は生まれながらにして……と思われかねないが、ライケン氏は「私たちは遺伝子に操られる人形ではない」と同誌で語っている。2万2千の遺伝子から成る人間の個性は、「多様」と言うのが一番正確なのではなかろうか。
引っ込み思案は慎重、移り気は好奇心旺盛とみれば、性格も言い方一つで異なる。幸福感も体験と大いにかかわる。早い話、ぼくは大病を患って以後、無事、つまり事が無いことが、どれほど幸せかと思うようになった。
要は見方(視点)の問題である。見方を少し変えただけで幸せになれるのだ。こんな川柳に詠まれた幸福感がいいなあ。
考えを直せばふっと出る笑い
アー・ユー・ハッピー?
(毎日新聞専門編集委員/「デイキャッチ・勝ち抜き時事川柳」家元 近藤勝重)
![[ファイブエル] 団塊世代のエンターテイメント誌 Entertainment Premium Magazine](/img/header_title_in.gif)

![[ファイブエル]バックナンバー](/img/side_backnumber.gif)