「まだやりたいことの四割もできていない。
定年までにはとても無理でしょうけれど、
誰か跡を継いで、やってくれればいいんです」

この五月中旬、旭山動物園をモデルにしたTVドラマ『奇跡の動物園 旭山動物園物語』が放映された。閉園ぎりぎりのところまで追い込まれたこの動物園が、月間来園者数で日本一となるほどまで再生した軌跡を追い、札幌、関東地区では週間視聴率トップを記録――ドラマでは設定が若干異なっていたが、実際に動物園再生のための立役者となったのは、現園長の小菅正夫氏だ。小菅氏は1948年生まれ、団塊の世代ど真ん中である。
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1948年、北海道札幌市生まれ。73年に北海道大学獣医学部を卒業、獣医師兼飼育係として旭川市旭山動物園に就職。飼育係長・副園長を経て、95年園長に就任。水中トンネルでペンギンの遊泳を見せる「ぺんぎん館」、円柱の水槽を上下に行き来するアザラシを見せる「あざらし館」など、動物の「行動展示」施設を開館させ、閉園寸前だった動物園を05年夏には月間入園者数日本一を達成するなど、見事に再生させた。著書に『「旭川動物園」革命』(角川ONEテーマ新書)、『旭川動物園園長が語る命のメッセージ』(竹書房)など多数。
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