木村― これから定年を迎える方にとって、一番大事なのはなんでしょうね。いろんな思いがあってお辞めになるんでしょうけど、おっしゃるとおり、まだ十分エネルギーが残ってますからね。
高野― 長寿の時代になりましたから、いまの50代、60代はまだまだ若い。若いということは健康ということで、健康であれば、もう一度仕事をしたり、趣味の世界を楽しんだり、世の中に貢献できることはたくさんあると思うんです。この頃、世の中が殺伐としていますから、もっと潤いのある、優しさとか思いやりのある世の中にしなければならない。そのためには、ぜひ団塊の世代の人たちに閉じこもっていないで、表に出て、愉しくやっていただきたい。そのためのお手伝いを「ファイブエル」を通してできればと思っています。
木村― 50代を表すのに、「団塊」とか「シニア」といった言葉しかないんですね。「ファイブエル」という言葉を普及させると同時に、新しいライフスタイルの提案ができるといいですね。
高野― ファイブエルも木村さんの提唱で生れたばかりですから、可能性がたくさんあると思っているんです。「ファイブエル」というプレミアムマガジンを通じて、東京ドームや大阪ドームに何万人も集めて、交流の場がつくれればと思っているんです。
木村― そうですね。ゆくゆくは「ファイブエル」という言葉が国語辞典に載るぐらいにならないとね。それに団塊の世代だけを対象にしてもだめですね。1947~49年といった期間限定じゃだめなんです。「50代」は誰もが通過する年代で、これからもずっと続くんですから。
高野さんの夢はなんですか?
高野― 夢といいますか……私、63歳になりますけど、もう一度チャレンジしよう、そういう気持です。団塊の世代のみなさんも退職されても、仕事でも趣味でも、「これからが挑戦だ」という気持でやっていただきたい。そういう価値観を共有しながら、もう一度、桜吹雪の中を一緒に腕を組んで歩いてみたいなと思っています。愉しくやりましょうよ!
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