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ローン・ブローカーとは何か?

――海外不動産投資(6)

 気が滅入って、ここで尻込みという人は多い。しかし、そこは考えようだ。すなわち金利の差といっても、わずか1~2%に過ぎない。買った不動産が年に10%も20%も上がってごらんなさい。金利なんて何っ! てな感じになる。
 そこでだ。預金1億円以下の人は、ローン・ブローカーの利用を勧める。
 まして預金が500万円しかないのにアメリカで不動産を買いたい、とやる気満々のご同輩だったら、ローン・ブローカーは必需品だ。
 彼なら、どこの馬の骨とも分からない日本人にも、しっかりとローンを引っ張ってくる。
 ローン・ブローカーとは何か?
 ちょっと危ないサウンドだが、安心してほしい。けっこう難しい州政府の試験に受かり、きちんとライセンスを持った身分なのである。
 混同しやすいものに「エージェント」という職業があるけれど、両者は異なる。アメリカには「ブローカー」と「エージェント」が多いので、違いを覚えておくと、なにかと便利だ。
 保険で説明する。
 保険代理店は保険を売るところだが、アメリカでは「ブローカー」と「エージェント」の二つに分かれる。
 なにが違うかというと「ブローカー」は、顧客のために働くのである。
 噛み砕いて説明する。おたくは保険にからきし弱い。A、B、C……どの保険会社がいいか、てんで分からない。で、ブローカーに足を運ぶ。
 ブローカーは複数の保険会社と契約を結んでいる。つまりカードがたくさんある。その中から、おたくに成り代わってどのカードが合っているのかを選別して、ハイよと出してくれるわけだ。
 それに引き換え「エージェント」のカードは一枚だ。ひたすら一つの会社、一つの組織の代理人なのである。
 よくCIAをシークレット・エージェントと言うけど、これはCIAの代理人だから「エージェント」なのである。
 よって「ブローカー」は客を代表し、「エージェント」は組織を代理する。これで理解できただろうか?
 ローン・ブローカーは、おたくのために働く。購入不動産を手際よく見極め、さらにおたくの懐具合を推し量り、あまた乱立する金融機関のどれがいいかを決定し、仲介する。
 もちろんアメリカでのローンに、保証人は不要だ。

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