うちにくるクリーニング屋さんがぼやいていた。これでは仕事ができなくなると。
例の駐車違反を取り締る法改正。無人駐車は見つけ次第摘発というあれだ。
駅前はあの法改正の実施のおかげで、たしかにクリーンになった。スーパーに買物にくる車か何かで、いつも一車線分は塞がっていた。それがすっかりいなくなった。これはたしかに成果だ。たまに停まっているのを見ると、奥さんか亭主か、どちらかが乗って待っている。
恐らくこれまでスーパーへの買物は、どちらか一人で行っていたのが、これからは必ず夫婦いっしょに行くことになる。そうなるとこの法改正は、夫婦和合に一役買うことになるのかもしれない。その延長上で、少子化問題も少しは解決に向かうのか。
そういうものでもないかな。
夫婦いっしょの時間が増えて、ますますうんざり、というご家庭だってあるかもしれない。いや、それはないと思うが。
買物はともかく、営業車は大変である。宅配便の車は、だいたい一人で運転配達をしている。あの人たちはよく働く。感心する。でも車を停めて、荷物を届けにとんとんと走って行く間は、無人駐車だ。最近の申し合わせで、駐車中のアイドリングは止めているから、無人の要素は強まる。
クリーニング屋さんもいっていた。この辺は住宅地だからまだいいけど、駅前とか繁華街ではひやひやする。いまのところまだ大丈夫だけど。
この新しく改正された法を真面目にクリアーするには、従業員を一人増やさないといけない。これは大変だろう。郵便局との価格競争で、せっかく値段を下げたのが、そうはいかなくなる。働く人の就職口が増える、ということではいいが、単純にいって、いままで一人だったのを、そのまま二人雇うとなったら、会社は大変だ。
ニートの活用がいいんじゃないか。運転と配達はいままで通りお兄さんがやるから、ただ駐車違反対策で助手席に乗っているだけ。というのでぐっと安い給料で来てもらう。働きたくない人にはうってつけだ。
それだったらニートよりもワンランク上げて、引きこもりがいいか。全国で何万人だったか忘れたが、相当数の引きこもりの人がいるという。その人たちに宅配便やクリーニング配達その他の営業車に乗ってもらう。
ニートの指定席
![[ファイブエル] 団塊世代のエンターテイメント誌 Entertainment Premium Magazine](/img/header_title_in.gif)



![[ファイブエル]バックナンバー](/img/side_backnumber.gif)